種子島に伝わる古代赤米「西南赤」という品種の米麹を使った珍しい芋焼酎✨
今回の焼酎は、【宝満(ほうまん)】だよ♪
焼酎基本情報
宝満(ほうまん)
- 原材料 さつまいも
- 麹種 白麹(赤米麹)
- アルコール分 25%
- 蔵元 上妻酒造(こうづま) / 鹿児島県熊毛郡南種子町
- 参考価格 2604 円 1800ml / 1526円 720ml (税込)
- いもたん度 ★★★
- 特にお勧めな飲み方 炭酸割り・ロック・お湯割り
どんな焼酎?
宝満は、種子島の一番下に位置する町、南種子町で作られています。種子島に伝わる古代赤米「西南赤」という品種の米を麹米に使った、とても珍しい芋焼酎です。
そして赤米には、このような伝説が残されています。
太古の昔、種子島の南「茎永」の地に玉依姫(たまよりひめ)という美しい女性が馬の背に米を積んでやって来ました。村の人々は玉依姫に従い、荒れ地を耕し田を作り、姫が持ってきた米を栽培したのです。それまで狩猟によって日々の糧を得ていた村人達は飢えから救われたのです。
ところがある年のこと、日照りが続き田の水は枯れてしまい、村人達は山の陰の池から水を引こうとしました。しかし、玉依姫は神の住む池の水を引くことに反対しました。村人達はそれでも強引に池の水を引くことにし、池の淵まで溝を掘ったのです。すると、神の怒りが大きな地響きと共に池の水は血のように真っ赤に染まりました。玉依姫は村人達に災いが来ぬよう、池に一人赴き消えてしまいました。すると、地響きもおさまり、空から大粒の雨が降り出し、村の田は救われたのです。
村人たちはその池を「宝満の池」と名づけ、池の側に神社を建て、身代わりとなった玉依姫を祭ったのです。そして、その後この地には赤い色をした「赤米」が獲れるようになったのです。
芋の香りはどちらかと言うと、控えめですっきり、まろやかな風味なので、どんな飲み方にも合うと思います。
因みに赤米は、白米に混ぜて炊くとお赤飯のような色になります。プチプチとした食感も口の中に残り、また風味豊かな香りが口の中にひろがり、とても美味しいですよ。この赤い色素はポリフェノールなので、美容や健康にもよいアンチエイジング食材です。
実際に飲んでみたよ
本日のだいやめ…
いわゆる“芋っぽい”と言う感じではなく、とてもまろやかで、爽やかな感じ。白麹独特の、フルーティーさを残しつつ、重厚感がふんわりと感じられる焼酎でした。
どんな飲み方でも合いそうですが、いもたんにするのであれば、食前酒的に頂くのが良さそうです。
おつまみは何がいい?
季節のお野菜のてんぷらや、新鮮なお魚料理が合います。お酒がとても柔らかな感じなので、素材の味を活かした調理方法がお勧めですよ。
赤米はアンチエイジング的にもいいね♪✨
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